ビッグ3の倒産(チャプター11)は、企業を清算するわけではない。破綻=清算と誤解を与えるような記事は、止めて貰いたい。
現在、ビッグ3を倒産させた上で、米政府が支援を行うという案が有力のようだ。もしかしたら、フォードだけはチャプター11なし、つまり倒産なしかもしれないが。
倒産なしには、マトモな改革は不可能。それが今のビッグ3の実情だ。300億ドルを超える資金をつぎ込んでも、精々来年末までは大丈夫といった程度だろう。300億をつぎ込んでも、来年にはまた政府に”おねだり”が始まるという事だ。
民主党としては、自動車労組を敵にしたくないだろうが、どぶにカネを捨てるようなビッグ3の支援は避けたいというのが本音のはず。ビッグ3とは、何度も公聴会を続けるだけでいい。オバマが大統領に就任するまでには、GMやクライスラーは破綻してるだろうから。そこで、オバマは抜本的な改革を行えばいい。自動車労組には不評をかうだろうが、多くの国民は支持するはずだ。
抜本的な改革を行う事で、多くの失業者が出る。その対策は難しい。ただし、ビッグ3の負担になっている医療費は、オバマの主張する保険でカバーするようにすればいい。それが公平な対応と言えるだろう。
さらに、部品メーカが倒産しても、再生支援を行うか、事業売却を行えば、部品の問題はなくなる。大体、部品の多くは、他の会社に切り替えることは難しくない。
既にゾンビでしかないビッグ3を、無理やり延命する事は、見苦しいだけだと思うのだが。

